【自分の命か娘の命か】妊娠5ヶ月で脊髄癌を発症した母親が選択した道は、僅かな余命の限り、生まれてくる赤ちゃんに、本と音声で道しるべを遺す事だった・・・

http://fcaeboook.net/mi1787/

娘に遺した天国からの伝言「ゆりちかへ」

癌と闘う母が、2歳の娘ゆりあ(愛称:ゆりちか)ちゃんに遺した本をご紹介させて頂きます。

涙なしでは見れません・・・

2002年4月 晃子30歳

晃子さんは、ロシア人のテレニン・レオニドさんと国際結婚をした。
そして数年の時を経て愛の結晶を授かる。

2005年12月

妊娠5ヶ月目。
歩けないほどの激しい腰の痛みが晃子さんを襲った。

救急車で運ばれた晃子さん。

検査の結果は、思いもよらないものだった・・・

検査の結果、なんと「脊髄ガン」と診断された・・・

脊髄ガン


体全体の神経が集中する脊髄がガンに冒され
全身に障害が出やすいうえに、転移の可能性が非常に高い

一刻も早い治療が必要となった!!


しかし・・・!!


晃子さん
「お腹の赤ちゃんはどうなるのですか?」

医者
「放射線や抗ガン剤による治療が必要ですが、お腹の赤ちゃんには深刻な影響を与えます。」
「赤ちゃんは諦めなければいけません・・」


晃子さんは、同席していた夫に「もどかしいね・・・」と呟いたという。

自分の命か、
子供の命か・・・


晃子さんは究極の選択を迫られたのだった・・・

そして選んだ結論。お腹の赤ちゃんに語りかけるようにこう言った。

ママはパパに約束したの。パパに、健康な赤ちゃんをあげるってね。

一刻も早い治療が必要だったにも関わらず、
晃子さんが選んだのは子供の命。

  

そして、2006年2月6日にゆりあちゃんは誕生した。

1200gの小さな小さな命だった


「この子の為にも元気にならなければ」

晃子さんは抗がん治療を開始する。

だが、病気の進行と抗ガン剤の影響で手が自由に動かない晃子さんは、
愛する娘を抱くことすらできなかった・・・

もちろん、お乳を飲ませてあげることもできなかった。



そして、


運命は、さらに彼女を苦しめるのだった・・・

別のところに、更に大きな腫瘍ができていました。

もう、絶望的だ・・・

ゆりちかが笑うと本当に可愛くて、こっちも幸せになります。

その笑顔をこれからもずっと見ていたのですが、

何があるか分からないので、

ママがゆりちかに話したいことを書きます。

晃子さんは、娘へ伝えたいことを綴り始めた・・・

自分の体験を元に、女の子として、人として、大切にして欲しい事

余所行きの言葉ではなく、自分が娘に伝える体で綴り始めた。




本に込められた娘への愛の伝言・・・

おしゃれ

ゆりあにはおしゃれを楽しんでほしいな。
たくさん、たくさん可愛くなってほしい。
女の子だから味わえる素敵な楽しみがたくさんあるよ。



ママが手伝ってあげたいなぁ・・・

ゆりあの髪をまいにち違う格好に結ってあげたり、
いろんなお洋服を着せたり、
ママも楽しみたいです。

アクセサリーも楽しんでほしい。



ママのがあるから、使っていいからね。

パパにも言っておくから。

女の子はお金がかかるってね。

おともだち

ゆりあには、いいお友達がたくさんできることをママは願っています。

大事なことは、お友だちと、自分をすぐ比べないこと。

ゆりあという人間は世界にたった一人しかいません。

あなただけです。

だから、あなたは誰にも比べられないのよ。

ゆりあもきっと悩む時がくるんだろうなぁ。

ママが助けてあげたいよ!

けんか

ゆりあは女の子だから、なぐり合うようなけんかはあまりしないと思うけど、

口げんかはやっぱりよくするかも。

最近の若い人には自殺するところまでガマンしてしまう人がいるそうです。

ばかみたいだね。

たいていのことが死ぬほどのことじゃないのに、逃げちゃえばいいのにね!

人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくんだから。

さみしいけど、さいごは一人なの。

だから、生きている間はいっぱい好きな人と一緒にいて、

楽しい思いをするのよ!!

娘に伝えたいことが次々に浮かぶ晃子さん。

だが、病魔は伝言を書く力も奪ってしまう・・・

残された手段は  『声』

晃子さんは、ゆりちかさんへの伝言をテープで録音した。

  

テープに吹き込まれた娘への想いと、晃子さんの心の叫び

ママの身体はよくなりません。

せっかくゆりちかを産んで、

赤ちゃんにはお母さんが
絶対、絶対、絶対必要なんですけど、

あなたにいっぱい、いっぱい
教えたいことがあるんですけど、

いっぱい話したいことがあるんですけど、

ママはあなたと一緒に生きる事ができないみたいです。

ママは死にたくないです。

死にたくないです・・・

終始、すすり泣くような声で語っていた。

2008年2月25日 テレニン晃子さん 享年36

晃子さんは眠るように、息を引き取ったという・・・



それからおよそ半年。

テレニン柚莉亜ちゃん(2歳5ヶ月)

とても笑顔の可愛い女の子に成長していた。

本を渡すと、ママのことを理解できているようだった。


晃子さんは、本の最後でこう語っている。



ゆりあ、あなたはママが生きる目的です。

この本には、娘への愛に生きた一人の女性の人生が詰まっている。


ゆりちか様、ママが、いなくなりましたが、パパがいます。
何でもパパに、お話しをして下さいね。
パパから離れずに、生きて下さいね。

ゆりちか様の、幸せをお祈りしています。

そして、とても大切な気づきを下さいました晃子様。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

出典:youtube